コンビニの常連になると良いことがある
自宅から徒歩20秒ほどのところにローソンがある。
めんどくさがり屋な人間にとってコンビニはとても魅力的に見えるもので、いつも帰宅する直前についつい寄ってしまう。
今日もローソンに行った。
しかし今日はつい寄ってしまったというわけではなく、からあげクンが食べたくなったからだった。
急に、前回からあげクンを食べたときのことを思い出した。揚げたてだった。数十分間店に並べられていたものとは全く別の食べ物のようだった。
てなわけで、「揚げたて」のからあげクンが急に食べたくなった……が、揚げたてってどうやったら手に入る?
調べてみると、場合によっては店員に言えば揚げてくれるらしい。でもそれを快く思わない店員も居るとか。古いものから食べてほしいって、まあ当りまえか。
迷惑をかけるのも申し訳ないから、とりあえず買ってみて、揚げたてじゃなかったら家のオーブンで加熱してそれっぽさを出せばいいかと思った。
早速ローソンに入って、揚げ物のケースをチェックする。
チーズが一個と限定のオムライス味が三個か……
オムライスはこの前食べたしな〜とか色々なことを考えながらケースを見つめてると、店員が
「からあげもうすぐ揚がりますのでよろしければ〜」
と声をかけてくれた。
この店員は40%ぐらいの確率で遭遇する店員だった。名前は知らんけど、何回か話もしたことがある。
タイミング良すぎ。
コンビニ店員は客の心が読めるのかな?
からあげの他に食べたかった生ハムを手に取ってレジへ向かうと、いつの間にかレギュラーとレッドが並んでいた。
辛いものを食べたい気分ではなかったのでレギュラーを選んだ。
このレジの店員はさっきのとは違う人で、無言でからあげを並べていた。若くて無愛想で、出来の悪い機械のように仕事をするタイプの人間だわ、こいつ。並べるときに「揚がりました」言えよ!一人目の店員に言われなかったら揚げたてに気づかず、オムライス味とかを買ってたかもしれないなぁ。
店員とは何回も店で会って顔見知りだったからこうやって気軽に教えてくれたのかと思うと、コンビニの常連になると良いこともあるもんだなと思った。
ちなみに、その店員ともう1人ぐらいには支払い方法まで覚えられていて、何も言わずともLINEpayの読み取りの用意をしてくれる。
これだけローソンの売上に貢献していれば、今度からからあげクンを買うときに「今から揚げてもらって良いですか?」ぐらい言っても許されるかもな。